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■ 胤舜を「静」のキャラとして立てなければ、という使命感。(佐藤さん)

―― 今シリーズより、四剣鬼<ダークサムライ>の一人、宝蔵院胤舜役として参加されている佐藤さんに、あらためて胤舜についての印象や、どんな女の子として演じられているかを伺いたいのですが。

佐藤聡美さん: 胤舜は他のキャラクターに比べると口数が少なくて、ミステリアスで、すごく冷静な女の子ですね。 例えば「動物が好き」みたいなことが資料に書いてあるので、そこも胤舜の性格の一つとして意識しているんですが、そういう部分をアウトプットするようなシーンが今のところあまり無くて。 私自身も胤舜について、まだわからない部分が多いんです。 この子は何を考えていて、これからどうしていくんだろう……?ってソワソワしながら演じているので、彼女のミステリアスな部分に注目していただけたら嬉しいです。

―― 6話までを振り返ると、すごく口数が少ないキャラクターですよね。

佐藤さん: そうなんです。台本に「・・・」が多くて(笑)。

―― 演じるのはかなり難しいのではないかなと思いますが、いかがですか?

佐藤さん: 他のキャラクターたちがとってもパワフルなので、静と動の「静」の部分にあたるキャラクターとして、胤舜を立てなければという使命感があって。 息づかいのニュアンスや、しゃべる時のトーンに気を使いながら演じています。 たくさんしゃべるキャラより胤舜のように台詞が少ないと逆に緊張してしまって、いつもドキドキしながら収録しています。

―― 胤舜を演じるにあたり、監督やスタッフの方から、キャラクターについての説明やアドバイスはありましたか?

佐藤さん: 特になかったんです。 私たち四剣鬼については、1話から「じゃあ、やってみましょう」みたいな感じで始まって、多少の微調整はありつつもスムーズに進んでいったので、のびのびとやらせていただいております(笑)。

―― 続いて、メインヒロインの柳生十兵衛を演じる悠木さんにお話を伺いたいと思います。十兵衛についての印象を以前『百花繚乱 サムライガールズ』のインタビューで、「大きなワンコのような女の子」とコメントされてましたが、今期『百花繚乱 サムライブライド』も中盤となりましたが、その印象はまだ変わっていないんでしょうか?

悠木碧さん: より「ワンコ感」は増したかなと思います! 1期の十兵衛の立ち位置としては「柳生道場にかくまわれている子」だったんですが、あそこで長いこと暮らして、一緒に生活している道場のみんなに懐いていって、最初は宗朗のワンコだったんですけど、いつの間にかみんなのワンコになってて(笑)。 誰彼かまわず抱きつくし、言うことも聞いちゃうし、さらに人懐っこさがパワーアップしているように感じています。

―― 1期よりさらに道場コメディな要素が増えていますが、十兵衛もヒロインというよりはマスコットキャラみたいな感じですよね。

悠木さん: 今回はおサルさんの佐助が登場しているので、当然佐助がマスコットキャラだろうなと思いきや、佐助が十兵衛のツッコミ役になってしまっていて。

―― 上下関係で言うと、佐助よりも十兵衛が下?みたいな感じもしますね(笑)。

悠木さん: 佐助は頭が良いんですが、十兵衛はとにかく「ワンコ」なので、犬猿の仲?とか言いつつ。 犬小屋に住んでるぐつぐつ(兼続)さんもそうなんですが、『百花繚乱』はけっこうワンコキャラ多いですよね。 ぐつぐつさんに対するワンコ的扱いだったり、あと又兵衛さんも並外れて嗅覚が良いみたいなワンコ感があったりするので、割といろんな犬がそろってる(笑)。



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