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■ 兼続ちゃんは「可愛らしい噛ませ犬」キャラです(豊崎さん)


―― 直江兼続と猿飛佐助は、どちらも賑やかなキャラクターとして物語を盛り上げる活躍をしますが、お二人はそれぞれ、直江兼続、猿飛佐助についてどんな女の子だと考えて演じているんでしょうか?

豊崎さん: 兼続ちゃんは『百花繚乱』のシリアスな展開の中でも唯一の賑やかしキャラみたいなポジションで、一言でいうと「可愛らしい噛ませ犬」キャラですね。 出てきては周りをしっちゃかめっちゃか掻き回して、最終的には皆に怒られて吹っ飛ばされて、キラリーンとお星さまになっちゃうような子です(笑)。

―― 柳生道場の面々を事件に巻き込んで、いつも最後は怒られてしまうという…。

豊崎さん: どうしようもなくトラブルメーカー気質ではあるんですが、ある意味ほほえましい部分でもあるのかなと。 周りのキャラクターとの温度差やテンションの違いを意識して、思いっきり楽しく演じさせていただいています。


―― 続いて、2期から参加となる赤﨑さんにお話を伺います。 佐助は幸村のペットという役柄ですが、どんなキャラクターだと思って演じていますか?

赤﨑さん: 佐助は……猿です!(笑)

―― 猿には違いないですね(笑)。

赤﨑さん: 人間の女の子の姿でいることもありますが、基本的には猿の姿をしているので、マスコットキャラっぽい感じで、みんなの中で存在してるのかなって思います。 猿の時は、兼続やみんなにちょっかいを出して、裏で「きしし……♪」と喜んでいるようなイタズラっ子なんですが、人間の姿になるとちょっと女の子らしい表情がみえてくるので、そんな二面性のあるところも佐助の魅力だと思います。

―― 「サル」の佐助と「人間」の佐助、どのように演じ分けているのでしょうか?

赤﨑さん: 佐助の初登場シーンは“猿のシルエット”のみだったので、オスなのかメスなのかもわからない、ちょっと謎めいた感じのキャラクターとして演じてほしいという指定があったんです。 その後で女の子であることが明かされたんですが、猿の姿でも人間の姿でも、女の子キャラということは間違いないので、できるだけ女の子らしい「ウッキー」を出そうと努力しています。


―― ストーリー序盤から、兼続と佐助のライバルのような間柄が描かれて、2人の掛け合いシーンも多くみられますが、その中で印象に残っているセリフやシーンはありますか?

豊崎さん: 兼続はずっと柳生道場のコテージ……じゃなくて「犬小屋」に住んでまして(笑)、みんなに「バカ犬」呼ばわりされている女の子で、ポジションとしては完全に「犬」ですよね。 そこに今度は「猿」までやってきて、まさに “犬猿の仲” という感じの2人なんですが、精神年齢的には確実に佐助の方が上なんですよ。

赤﨑さん: (笑)

豊崎さん: 2人がいがみ合うシーンもあるんですが、佐助は基本的に「ウッキー」しか言わないので、それに兼続は「ワン」と対抗しだして、最終的には「ウキー!」「わんわん!」「ウッキッキー!!」「わんわんわん!!」っていう動物同士の掛け合いになっちゃって。 おサルさんの佐助よりも、なんだか上下関係が下になってきちゃったなぁココは……と、ちょっとフクザツな心境になりました。

赤﨑さん: 兼続…人間なのに(笑)。

―― 佐助の登場によって、兼続的には「あれ、どんどんおバカな感じ極まってる?」といった印象でしょうか。

豊崎さん: そうですね。 ただその「バカ可愛い」は、兼続としてキープしておきたいポイントなので、あくまでも女の子の魅力の一つの「バカ可愛い」っていうところに留めておこうと心掛けています。 2期になってからは兼続を演じるのがさらに楽しくなってきちゃって、たまにがんばり過ぎて、自分の中から「あれ?おじさん…?」と思うような凄い声が出てしまう事もあるんです(笑)。 でも、佐助との掛け合いはもう本当に楽しいな~と思いながら、毎回やらせていただいています。



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